
まずはこちらをご覧ください。


このデータは今回ご紹介させていただくロジックの検証結果となっているのですが、これを見ていただけるとわかるように、右肩上がりに利益が伸びていくようなロジックとなっています。
このデータにより詳しく知りたい方は次も読んでみてください。
今回のロジック検証
通貨ペア:USDJPY
時間足:15分足
ポジション数:1-3ポジション
リスクリワード比:2
今回検証させていただいたのはTradingviewに掲載されている「Consolidation Range [BigBeluga]」「Sell/Buy Rates」を活用したロジックとなっています。
こちらのインジケーターを活用することでブレイクアウトを狙ったエントリー戦略を実現させることができます。
さらには利益と損失の関係を1:2に設定しているので、収益がぶれにくく、安定した取引を継続的に行うことができます。
インジケーター解説
◆Consolidation Range[BigBeluga]

「Consolidation Range [BigBeluga]」は、価格がレンジ(停滞)状態にあるゾーンを自動で検出し、チャート上に矩形(ボックス)として可視化するインジケーターです。
相場の中で「どこがトレンド中で、どこが一時的な調整・レンジなのか」を一目で判別できるのが特徴です。
一般的なレンジ検出ツールと比べ、ボラティリティの変化を元にした算出アルゴリズムを採用しており、
短期的な値動きにも柔軟に対応できる設計となっています。
主な特徴
- レンジ相場の自動認識(ボックス描画)
一定期間の高値・安値を基準にして、価格が横ばい推移しているゾーンを自動的に検出します。 - ブレイクポイントの可視化
レンジ上限・下限の突破ポイントを明確にし、トレンド転換やブレイクアウトの判断材料として利用できます。 - ボラティリティに応じた動的調整
相場の変動幅に合わせてレンジ幅を自動的に調整するため、急騰・急落にも対応可能です。
チャート上では、検出されたレンジゾーンが緑や赤のボックスで表示され、
相場が「休憩している」箇所を直感的に把握できます。
レンジの長さや高さを観察することで、トレンドの勢いが弱まっているのか、
次のブレイクの準備段階なのかを判断することも可能です。
また、オプション設定では感度調整が可能で、
・短期トレーダーは感度を高くして細かいレンジを検出
・スイングトレーダーは感度を下げて主要なレンジだけを抽出
といった使い分けができます。
このインジケーターを活用することで、**「ブレイクアウト前の静けさ」**を見極め、
無駄なエントリーを減らしつつ、効率的にトレンド初動を狙うことができます。
Consolidation Range [BigBeluga]
→https://jp.tradingview.com/v/XVVEY0F3/
◆Market Manipulation Index(MMI)

「Market Manipulation Index(MMI)」は、市場における価格操作(Manipulation)や不自然なボラティリティの発生を検出するために開発されたインジケーターです。
大口投資家(スマートマネー)の仕掛けや、流動性を狙った“だまし上げ・だまし下げ”といった動きを可視化できる点が特徴です。
一般的なボリューム系インジケーターとは異なり、価格の変動構造そのものを数値化しており、
相場の“裏で起きている力の偏り”を読み解くことができます。
主な特徴
- 価格操作(Manipulation)ゾーンの検出
短期的な急騰・急落や、不自然な上下動を分析し、
市場参加者の意図的なポジション狩りが発生している可能性を示唆します。 - ダマシ相場の回避
一見トレンド転換に見える動きでも、実際には仕掛け的な動きである場合を
MMIの変化から事前に察知することが可能です。 - 相場の“静と動”を可視化
MMIが上昇している局面では市場が不安定化しており、
短期的な変動リスクが高まっていることを意味します。
一方、数値が低下している場合は相場が安定しており、
トレンドフォロー戦略が機能しやすい環境といえます。
チャート上では、MMIがサブウィンドウにラインとして表示され、
数値が一定レベルを超えると「Manipulationリスクの高まり」を示唆します。
特に、価格がサポート・レジスタンス付近で急変した際にMMIが急上昇している場合、
その動きが“フェイクブレイク”である可能性が高まります。
また、他のインジケーター(例:OBV、Volume Profile、Smart Money Concepts)と併用することで、
**「どの価格帯で仕掛けが行われているのか」**をより正確に把握することができます。
このインジケーターは、トレンド転換を狙うよりも、
「危険な相場を避けるためのフィルター」として利用するのが効果的です。
無駄なエントリーを減らし、スマートマネーの動きを警戒する判断材料として役立ちます。
Market Manipulation Index(MMI)
→https://jp.tradingview.com/v/EOLvUvxl/
ロジック解説
条件1:エリアが表示されていることを確認する
◆Buyの場合

◆Sellの場合

条件2:サブウィンドウのインジケーターにエリアが表示されていないことを確認する

エリアが表示されている箇所は相場が不安定な状態なので、その部分にエントリーポイントがかぶっていないことを確認する。(Buyエントリーの場合は緑色のエリアを避けるようにする)
条件3:完全にエリアからローソク足が抜けたタイミングでエントリー

ローソク足が完全に抜けきっていない状況でエントリーをしてしまうと反転する可能性が上がってしまうので、なるべくローソク足が線から完全に抜け出した箇所を狙う。
条件4:損切りは直近の高値or安値から少し離した箇所に設定

損切りラインを直近の高値or安値に設定しておくことで相場が反転した場合にも最小限のリスクで取引を終えることができます。
条件5:利確ラインはリスクリワード比が2になるように設定

リスクリワード比を2に設定することで、2回に1回以上勝つことができればプラスの状態を作ることができ、収益が安定しやすくなります。
検証結果
これらの条件の元でエントリーを行った結果このような結果になりました。
これは1ヶ月間のデータを記載したものとなっており、具体的にどのポイントでエントリーを行ったのかを知りたい方はご覧になっていただければと思います。
これらのデータをまとめた結果はこのようになっています。

このように今回のロジックでエントリーを行うとエントリー回数も多く、勝率も66%、プロフィットファクターが4.1ほどとなっており、利益も損失の約4倍ほどになっています。
なので1か月間のデータではあるのですが、非常に優秀な結果となりました。
まとめ
これらのことを踏まえたうえで今回のロジックを評価すると、非常に優秀なロジックであるといえると思います。
ただ少し注意してもらいたいことがあり、それは今回検証させていただいたデータは1ヶ月分のみとなっており、1ヶ月だけであれば相場の状況によってたまたまいい結果になってしまった場合があります。
さらには検証作業を行っていく中でいくつか改善した方がいいポイントがあり、それらを改善することでより効率的にロジックを運用することができるようになります。
なので、もしこのロジックのことについてさらに詳しく知って、これらずっと効率よく取引を行っていきたいと思われている方は続きをご覧になってみてください。





