まずはこちらをご覧ください。


このデータは今回ご紹介させていただくロジックの検証結果となっているのですが、これを見ていただけるとわかるように、右肩上がりに利益が伸びていくようなロジックとなっています。
このデータにより詳しく知りたい方は次も読んでみてください。
今回のロジック検証
今回検証させていただいたのはTradingviewに掲載されている「MACD + SMA 200 Strategy (by ChartArt)」「Pivot Point Supertrend」を活用したロジックとなっています。
こちらのインジケーターを活用することで短期・中期・長期の目線で相場を分析することができ、適切なエントリーポイントを見極めることができます。
さらに3つの視点から相場を分析することで相場の動きをいち早く読み取ることができ、利益はさらに伸ばすことができ、損失は最小限に抑えることができます。
インジケーター解説
◆MACD + SMA 200 Strategy (by ChartArt)

「MACD + SMA 200 Strategy」は、MACD(移動平均収束拡散)とSMA200(200期間単純移動平均)を組み合わせたトレンドフォロー型のストラテジーです。
基本ロジックは非常にシンプルで、
- MACDヒストグラムとモメンタムがゼロライン上
- かつ価格がSMA200より上
の場合にロング、
逆にMACDがゼロライン下&価格がSMA200より下のときにショートを行います。
この構成により、短期のモメンタム(MACD)と長期のトレンド方向(SMA200)を同時に確認でき、
大局の流れに沿ったエントリーを自動で判定してくれるのが特徴です。
バックテストでは、ビットコインやS&P500などの主要指数でも安定したトレンド検出を示し、
長期トレンド相場での順張り戦略に非常に有効な設計となっています。
MACD + SMA 200 Strategy (by ChartArt)
→https://jp.tradingview.com/v/yMCa3XZD/
◆Pivot Point Supertrend

「Pivot Point Supertrend」は、従来のスーパートレンド指標をピボットポイント(Pivot Points)**の考え方と組み合わせた改良型トレンドフォローインジケーターです。
このツールは、相場の重要な転換点(Pivot)を自動で検出し、
その平均値をもとにトレンド方向を算出します。
一般的なSupertrendと同様に、
- 緑色 → 上昇トレンド(買い)
- 赤色 → 下降トレンド(売り)
を視覚的に表示しながら、トレンドの継続や転換タイミングを明確に示すのが特徴です。
また、オプション機能として以下の要素も搭載されています:
- サポート/レジスタンスラインの自動描画(Pivotベース)
- メインセンターライン表示(利確・分割決済の目安に活用可能)
- トレンド反転や売買シグナルのアラート通知機能
Pivot期間を短く設定すれば感度が上がり、小さなトレンドにも反応。
逆に長く設定すればノイズを抑えた中長期トレンドの把握に適しています。
Pivot Point Supertrend
→https://jp.tradingview.com/v/L0AIiLvH/
ロジック解説
条件1:エントリー方向に対してシグナルが出ていることを確認する
◆Buyの場合

◆Sellの場合

二つのインジケーターが同じ方向(Buyの場合は緑と緑、Sellの場合は赤と赤)を向いている時がエントリー条件となっています。
条件2:損切りは直近の高値or安値の少し離れた箇所に設定する

エントリーポイントの少し前に高値or安値をつけたポイントから5pipsほど離したポイントに損切りラインを設定します。
条件3:利確ラインはリスクリワード比が2になるように設定する

損切りラインを設定したらその数値を基準に利確ラインをリスクリワード比が2になるように設定します。
これらの条件を満たしたタイミングでエントリーを行います。
条件3-2:途中で傾向が切り替わったら利確&損切りをする

エントリーした後にメイン画面に表示されているインジケーターの色が変化したら設定した損切りライン、利確ラインに関係なく利確or損切りを行います。
以上がロジックとなっており、今回の検証ではこのロジックを繰り返した結果どのようになったのかについてまとめております。
検証結果
これらの条件の元でエントリーを行った結果このような結果になりました。
<iframe src="https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vQqXYBlEwyaQz5cssEHf_09FqDZU_SUagA67L505gDGBc8HCVZpyh5BJTyhGKwBHw/pubhtml?gid=614390204&single=true&widget=true&headers=false"></iframe>
これは1ヶ月間のデータを記載したものとなっており、具体的にどのポイントでエントリーを行ったのかを知りたい方はご覧になっていただければと思います。
これらのデータをまとめた結果はこのようになっています。

このように今回のロジックでエントリーを行うとエントリー回数も多く、勝率も53%、総利益も総損失に比べて約4倍ほどとなっており、非常に安定した取引結果となりました。
さらにはプロフィットファクターの数値も3.91と通常であれば2くらいの数値で優秀と言われているのですがそれを大幅に上回っています。
まとめ
これらのことを踏まえたうえで今回のロジックを評価すると、かなり優秀なロジックであるといえると思います。
ただ少し注意してもらいたいことがあり、それは今回検証させていただいたデータは1ヶ月分のみとなっており、1ヶ月だけであれば相場の状況によってたまたまいい結果になってしまった場合があります。
さらには検証作業を行っていく中でいくつか改善した方がいいポイントがあり、それらを改善することでより効率的にロジックを運用することができるようになります。
なので、もしこのロジックのことについてさらに詳しく知って、これらずっと効率よく取引を行っていきたいと思われている方は続きをご覧になってみてください。