🔍 概要
「Elliot Wave Oscillator(EWO)」は、
エリオット波動理論に基づき、トレンドの勢い(モメンタム)と波の強さを視覚化するオシレーター です。
EWOは次の計算で作られています:
EWO = EMA(5) − EMA(35)
短期EMA(5)と長期EMA(35)の差(=勢い)を表示することで、
- 上昇の力が強い → 緑のヒストグラム
- 下降の力が強い → 赤のヒストグラム
となり、
エリオット波動の第3波(最も強い上昇or下落)を見つける際に用いられる代表的指標 です。
また、トレンド転換の初動やダイバージェンスの検出にも適しています。
🖥 表示内容と構成
あなたの画像の構成を基に説明します:
| 表示要素 | 説明 |
|---|---|
| 緑のヒストグラム(上側) | モメンタムが強い上昇(Bull EWO) |
| 赤のヒストグラム(下側) | モメンタムが強い下降(Bear EWO) |
| ゼロライン(中央ライン) | トレンドの境界線(ゼロより上=上昇) |
| ヒストグラムの高低差 | 波の強さ・勢いを視覚化 |
| ダイナミック更新 | 新しい足確定でEWOが再計算される |
シンプルながらトレンドモメンタムを非常に正確に示します。
⚙ パラメーター設定項目
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| Fast EMA Length(短期EMA) | 初期値:5 |
| Slow EMA Length(長期EMA) | 初期値:35 |
| Histogram Colors | 上昇(緑)、下降(赤)など |
| Zero Line Visibility | ゼロラインのON/OFF |
| Smoothing Mode(オプション) | 若干の平滑化を追加する設定 |
| Alerts(任意) | ゼロクロス、ピーク形成時のアラート |
📈 ロジック概要
EWOの動作はとても明確で、以下の4ステップで構成されています。
1️⃣ EMA(5) を計算
短期的な価格変動(勢い)を捉える。
2️⃣ EMA(35) を計算
中期的な平均方向を捉える。
3️⃣ 差分(EMA5 − EMA35)を計算
勢いが強ければ、
- プラス → 緑(上昇勢力)
- マイナス → 赤(下降勢力)
4️⃣ ヒストグラムとして描画
棒が大きいほど勢いが強い。
📊 主要シグナルの意味
| シグナル | 説明 | 用途 |
|---|---|---|
| EWO > 0(緑) | 上昇モメンタムが強い | ロング優勢 |
| EWO < 0(赤) | 下降モメンタムが強い | ショート優勢 |
| ピークが最大に拡大 | Elliott 第3波の可能性 | トレンドの中心部 |
| ゼロライン付近の反転 | モメンタム転換 | エントリー初動に強い |
| ダイバージェンス | 価格と勢いの乖離 | トレンド終了の前兆 |
🧭 推奨の使い方
✅ 1. Elliott Wave 第3波の識別
エリオット波動で最も強い波である “第3波” は
EWOが最も高く(または低く)なる部分で識別できる。
✅ 2. トレンドの方向判断
- 緑ヒストグラムが連続 → 上昇トレンド
- 赤ヒストグラムが連続 → 下降トレンド
非常に素直で読みやすい。
❗ 最も強力なサイン:ダイバージェンス
例:
- 価格:高値更新
- EWO:高値切り下げ
→ 下落の前兆(反転)
上昇・下降どちらの反転でも使える。
✅ 3. ゼロクロスでトレンド転換
EWOがゼロラインを超えた瞬間は
“モメンタム初動”のため非常に有効。
- 0を上抜け → ロング初動
- 0を下抜け → ショート初動
✅ 4. 他のインジと組み合わせる
特に相性が良い組み合わせ:
- EMA 50/200
- SuperTrend
- QQE MOD
- CHoCH/BOS(SMC構造)
- OB/FVG(ICT)
EWOは“勢いの可視化”に特化しているため、
構造系(SMC) と組み合わせると極めて強力。
🧪 推奨設定例
| スタイル | EMA(5,35) | 用途 |
|---|---|---|
| スキャル | 3 / 20 | 反応を早くする |
| デイトレ(推奨) | 5 / 35 | 最も安定。標準設定 |
| スイング | 5 / 50 | 大局モメンタムを把握 |
⚠ 注意点と補足
- オシレーターのため、レンジではヒストグラムが乱れやすい
- 単体でエントリー判断をすると騙されやすい
- 必ず価格構造(高値・安値・BoS)と組み合わせる
- 高時間足ほど信頼性が高い
- 第3波が確定してからのエントリーは遅い可能性あり
📝 終わりに
「Elliot Wave Oscillator(EWO)」は、
エリオット波動における“波の強さ(勢い)”を最もわかりやすく示すモメンタム指標 です。
- トレンド転換の初動を捉える
- 波の強弱を判断する
- ダイバージェンスで反転を予測
- Elliott 第3波の確認に最適
という強力な用途を持ち、
初心者にも上級者にも扱いやすいインジケーターです。
特に、
EWOの色転換 × 価格構造(CHoCH) × EMA方向一致
が揃ったポイントは、
トレードの“鉄板セットアップ”になります。

導入方法
1.上の「導入はこちら」からサイトにいく
2.下の画像の位置にある「このチャートを取得」をクリックする

3.これで導入完了です。
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![Indicator: ElliotWave Oscillator [EWO]](https://members1.work/wp-content/uploads/2025/12/Indicator-ElliotWave-Oscillator-EWO.png)












