🔍 概要
「Volume Profile」は、一定期間内で価格ごとの出来高(ボリューム)分布を可視化するインジケーターです。
縦軸(価格帯)ごとに取引量をヒストグラムとして表示し、
「どの価格帯で最も売買が活発だったか(=市場が意識している価格)」を一目で把握できます。
💡 水平方向に伸びる棒(ヒストグラム)が多い価格帯ほど、
市場参加者が多く「サポート・レジスタンス」として意識されやすいゾーンです。
🖥 表示内容と構成
| 表示要素 | 説明 |
|---|---|
| ヒストグラム(横棒) | 価格帯ごとの出来高分布を示す。棒が長いほど取引量が多い。 |
| POC(Point of Control)赤線 | 最も取引量が多かった価格帯。市場の中心価格。 |
| VAH(Value Area High)青線(上側) | 全出来高のうち上位70%の範囲の上限値。 |
| VAL(Value Area Low)青線(下側) | 全出来高のうち上位70%の範囲の下限値。 |
| Value Area(青ゾーン) | 出来高の70%をカバーする価格帯。市場の「公正価値レンジ」。 |
| 薄いグレーの領域 | 出来高が少ない価格帯。価格が速く抜けやすい「ボリュームギャップゾーン」。 |
⚙ パラメーター設定項目
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| Rows (Number of Bins) | 価格帯の分割数(棒の細かさ)。大きくすると解像度が上がるがノイズも増える。 |
| Value Area (%) | Value Area(公正価値範囲)に含める出来高比率。一般的に70%が標準。 |
| Volume Type | 出来高の種類(トランザクション量 or ティック量など)。 |
| Range Type | プロファイルを表示する範囲。以下のモードあり。 |
| ┗ Fixed Range | 手動で指定した期間に対してVolume Profileを描画。 |
| ┗ Session Volume | 各取引セッションごとのプロファイル(デイトレ向き)。 |
| ┗ Visible Range | 現在チャートに表示されている範囲に基づくプロファイル。 |
| Extend POC Line | POCラインを右側に延長。 |
| Show VAH / VAL Lines | VAH・VALラインの表示/非表示。 |
| Color Scheme | 出来高棒のカラー(上昇=青/下降=灰 など)をカスタマイズ。 |
📈 推奨の使い方
✅ 1. サポート・レジスタンスの特定
- POCライン(赤線)
→ 最も売買が集中した「市場の中心」。この付近では価格が止まりやすい。 - VAH・VAL(青線)
→ この範囲の外側に出た場合、トレンドブレイク or フェアバリュー復帰が起こりやすい。
📊 価格がVAHを超えると「買われすぎ」、VALを下回ると「売られすぎ」のサインとして活用可能。
✅ 2. トレンド転換の判断
- 価格が POC上部で滞留 → 下抜け = 弱気転換
- 価格が POC下部で滞留 → 上抜け = 強気転換
💡 「POCブレイク」は、トレンドの始まりとして注目されるシグナルです。
✅ 3. ボリュームギャップの活用
ヒストグラムが細くなっている箇所(=出来高が少ない価格帯)は、
価格が速く抜けやすいゾーンです。
👉 この特性を利用し、
- ギャップ下限で反発(押し目・戻り)
- ギャップ上限ブレイクで急伸狙い
といった高速レンジ抜け戦略が可能です。
✅ 4. 他インジケーターとの併用例
| 併用インジ | 活用目的 |
|---|---|
| Order Block / FVG | 流動性ゾーンと出来高集中帯の重複を確認。 |
| Market Structure (BOS/CHOCH) | 構造ブレイクとPOC突破を同時に確認。 |
| VWAP / Moving Average | バリューエリアとの乖離確認。 |
| Session Range / Killzones | 取引時間帯ごとの出来高変化を分析。 |
⚠ 注意点と補足
- Volume Profileは取引量データを基に計算するため、
証券会社・ブローカーによって数値差が生じることがあります。 - 出来高が少ない時間帯(夜間・早朝など)は信頼性が低下。
- 長期分析では「Visible Range」ではなく「Fixed Range」を推奨。
🧪 推奨設定例
| 用途 | 時間足 | Range Type | Rows | Value Area | 活用法 |
|---|---|---|---|---|---|
| スキャルピング | 5〜15分足 | Session Volume | 50 | 70% | セッションごとのPOC反発狙い |
| デイトレード | 30分〜1時間足 | Visible Range | 100 | 70% | 日中レンジ・フェアバリュー分析 |
| スイング | 4時間〜日足 | Fixed Range | 150 | 68% | 長期サポレジ分析・主要ゾーン特定 |
📝 終わりに
「Volume Profile」は、
“価格 × 出来高” の観点から相場を分析できる、
最も強力なマーケットプロファイリングツールの一つです。
チャートのどこで参加者が多かったのか、
どの価格帯が「市場の公平価値」だったのかを明確に示すことで、
トレンドフォロー・逆張り・レンジ分析のすべてに応用可能です。
💡 まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | 価格帯ごとの出来高分析(POC・VAH・VAL) |
| 表示要素 | 出来高ヒストグラム・POC・VAH/VALライン |
| 活用目的 | サポレジ特定・フェアバリュー確認・トレンド転換検出 |
| 推奨時間足 | 15分〜日足 |
| 対応市場 | 株式、FX、先物、仮想通貨、指数など全般 |

導入方法
1.上の「導入はこちら」からサイトにいく
2.下の画像の位置にある「このチャートを取得」をクリックする

3.これで導入完了です。
インジケーター活用して取引するならここがオススメ!!
| 第一位 XM | |
![]() |
|
| 世界196カ国に展開している海外業者で、日本でNo.1の人気を誇る証券会社です。 業界トップレベルの約定力とレバレッジが888倍までかけることができるなど豊富な機能を取り揃えていることで有名です。 | |
![]() |
|
![]() |
| 第二位 HotForex(ホットフォレックス) | |
![]() |
|
| 日本ではあまり知られていないが優秀なサービスを提供している証券会社。 海外では高い評価を得ており、最大レバレッジが1000倍という部分も魅力の一つ。 少し前までは日本語対応が十分ではなかったのですが、現在では十分なサポート体制がそろっている | |
![]() |
|
![]() |
| 第三位 Titan FX(タイタン FX) | |
![]() |
|
| スキャルピング、自動売買に適切な環境を整えてくれている証券会社。 トレードを行う環境はもちろん、24時間体制のサポートや低スプレッドであることも魅力です。 低スプレッドでハイレバレッジでのスキャルピングを行うのであればオススメ。 | |
![]() |
|
![]() |













