このインジケーターを評価する

🔍 概要

「Volume-based Support & Resistance Zones（出来高ベース サポート＆レジスタンスゾーン）」は、
過去の出来高が集中した価格帯をもとに、重要なサポートライン・レジスタンスラインを自動で検出するインジケーターです。

一般的な価格ベースのサポレジと異なり、
**「どこで市場参加者が最も多く売買したか（＝出来高の密集）」**を分析してゾーン化するため、
トレンド転換点や反発エリアの精度が非常に高いのが特徴です。

マルチタイムフレーム（1時間足・4時間足など）にも対応しており、
上位足のレジスタンスゾーンが下位足チャート上に重ねて表示されます。

---

🖥 表示内容と構成

表示要素	説明
🟩 緑ゾーン（Support Zone）	出来高が多く、価格の下支えとなりやすいエリア。買い注文が集中しやすい。
🟥 赤ゾーン（Resistance Zone）	売り圧力が強く、上値抵抗となりやすいエリア。売り注文が集中しやすい。
🟪 紫ゾーン（上位足のResistance）	4時間足や日足など、上位足で形成された重要なレジスタンス帯。強力な反転ポイント。
🟩 濃い緑ゾーン（上位足のSupport）	上位足のサポートゾーン。反発・押し目の起点になりやすい。
🏷 ラベル表示（例：1h(S)、4h(R)）	ゾーンの発生タイムフレームを表示。 （S＝Support、R＝Resistance）

---

⚙ パラメーター設定項目

設定項目	内容・説明
Volume Lookback Period	出来高を集計する過去バー数。大きいほど広範囲を分析。
Zone Width	ゾーンの厚み（価格範囲）。数値を上げるとゾーンが太く表示され、より広い範囲をカバー。
Min Volume Threshold	ゾーンとして認識するための最低出来高割合。閾値を上げると主要ゾーンのみ表示。
Timeframes to Display	表示する時間足（例：1h, 4h, 1D）。複数指定可。
Transparency	ゾーンの透明度設定。高くするとチャートが見やすくなる。
Extend Zones Right	ゾーンを右方向に延長し、将来的な反応を視覚化。
Color Scheme	ゾーンの配色（サポート緑系／レジスタンス赤系／上位足紫系など）。

---

📈 推奨の使い方

✅ 1. 反発・ブレイクの判断基準として使用

出来高が集中した価格帯では、
買い手・売り手の攻防が起きやすいため、反発またはブレイクの起点となります。

シグナル	意味	行動例
🟩 Supportゾーンで価格が反発	下値固め・押し目買いのチャンス	ロングエントリー
🟥 Resistanceゾーンで反落	上値抵抗・戻り売りのチャンス	ショートエントリー
🟪／🟩 上位足ゾーン	長期的な節目。ブレイク時はトレンド転換の可能性が高い	方向転換を警戒

💡 ゾーンの反応を「ヒゲ」で確認すると、だましを減らせます。

---

✅ 2. ゾーンの重なりで「強力な壁」を特定

複数の時間足で同一価格帯にゾーンが重なっている場合、
そこは機関投資家や大口トレーダーが注目している重要レベルです。

例：

• 1h(S) と 4h(S) が同じ価格帯 → 強いサポート帯
• 1h(R) と 4h(R) が重なる → 強いレジスタンス帯

こうした「ゾーンのコンフルエンス（重複）」は、反転・ブレイク両方で最も信頼性が高いエリアです。

---

✅ 3. 他インジケーターとの併用例

組み合わせ	効果
Volume Profile / VWAP	出来高分布の根拠を補強（同ゾーンで出来高密集が確認できる）
Order Block / FVG ツール	SMC系ゾーンとの整合性を確認し、反発ポイントの精度UP
EMA / SuperTrend	トレンド方向をフィルターとして追加（トレンド順方向ゾーンでのみエントリー）

---

⚠ 注意点と補足

• ゾーンは過去の出来高データに基づくため、急激なニュース相場や経済イベントでは一時的に機能しづらくなります。
• 出来高が少ない通貨ペアや夜間時間帯では、誤認識が発生しやすいです。
• 上位足ゾーンは強力だが反応が遅いため、下位足でエントリータイミングを補足するのが効果的です。
• 価格がゾーンを明確にブレイク（終値ベースで抜ける）した場合、そのゾーンは役割が反転します。
  • 例：レジスタンスゾーンを上抜け → サポートに転換

---

🧪 テスト・カスタマイズのポイント

トレードスタイル	推奨設定例	特徴
スキャルピング	Timeframes＝1h／Zone Width＝小	短期反応が明確
デイトレード	Timeframes＝1h＋4h／Zone Width＝中	節目を確認しながらトレード可能
スイング	Timeframes＝4h＋1D／Zone Width＝広	長期トレンドの反転分析に最適

---

📝 終わりに

「Volume-based Support & Resistance Zones」は、
「価格」ではなく「出来高」を基準にした本質的なサポレジ分析ツールです。

テクニカルラインでは見逃しがちな
「市場参加者の意識レベル」を明確に可視化し、
反転・ブレイク・再テストすべてに強いシグナルを提供します。

“トレーダー心理が集まるゾーン”を捉えることこそ、相場の本質を掴む第一歩です。

---

💡 まとめ

項目	内容
主な機能	出来高集中エリアに基づくサポート＆レジスタンスゾーン表示
表示要素	緑＝Support、赤＝Resistance、紫＝上位足
活用用途	押し目・戻り売り、反発／ブレイク判定
推奨設定	Timeframes＝1h・4h、Zone Width＝中
対応相場	FX・株式・仮想通貨すべてに対応

導入方法

1.上の「導入はこちら」からサイトにいく
2.下の画像の位置にある「このチャートを取得」をクリックする

3.これで導入完了です。