相場には2種類の動き方があり、それはトレンド相場とレンジ相場です。
トレンド相場は、値動きが大きい状態で、同じ方向にずっと進み続けることが特徴です。
一方、レンジ相場は値動きがなく一定の高値・安値の中で反発を繰り返すような動きをすることが特徴です。
この二つを見分けることがトレードで勝つために必要なことであり、逆にこのことを見ぬことができなければ大きな損をしてしまう可能性もあります。
今回は、この二つの相場の中でもレンジ相場をある程度見抜くことができるインジケーターについてご紹介させていただきたいと思います。
レンジ系インジケーター4選
インジケーター「Vegas」
このインジケーターは、いくつもの線によって相場の状態を見抜くことができるような仕様となっております。
基本的には、線の方向によって相場の今後の動きや強さを測ることができるようなものになっているのですが、線の間に価格がきたとき、もみ合いが発生しやすく、レンジ相場になりやすいポイントを見抜くことができます。
このインジケーター自体がレンジ相場を見つける専用というわけではないものの、十分にレンジ相場を見抜くことができます。
インジケーター「Vegas」
インジケーター「tradebreakout」
このインジケーターは、サブウィンドウ上に表示するインジケーターとなっており、二つの線の幅によって相場の値動きを判断することができるようなものとなっております。
基本的に二つの線の幅が狭いときは値動きが少ない状態で、幅が広いときが値動きが激しい状態を示唆してくれています。
言い方を変えれば、幅の狭いときはレンジ相場になりやすく、幅の広いときはトレンド相場になりやすいので、幅の関係性を理解することで相場の判別を行うことができます。
インジケーター「tradebreakout」
インジケーター「Three Day Rolling Pivot」
このインジケーターは、ピボットというインジケーターを参考に作られたもので、相場の過去データをもとに今後どのような動きを見せるのかを予想してくれるものとなっております。
そのピボットの中心部分だけに着目したような仕様となっており、ピボットの中心の特徴としてあるのが「相場の動きがこの線を中心にして動きやすい」というものです。
この特徴を利用することで、相場がこのインジケーターの線に近づいてきた際に、動きが鈍くなりやすく、レンジ相場になりやすくなります。
逆にこの線を超えるような動きをしたときはトレンド相場になりやすいので、このインジケーターの特徴を活用することで2つの相場を見抜くことができます。
インジケーター「Three Day Rolling Pivot」
インジケーター「BreakOut EAGLE ut2DaMax」
このインジケーターは、過去のデータをもとに、意識されやすい高値・安値を自動的に検知、その部分をエリアで囲ってくれるものとなっております。
元々はFXの法則性の一つにある「ボックス理論」を見抜くために作られたインジケーターなのですが、表示されたエリアの中では値動きが小さく、逆にエリアを抜けてきたときはトレンドが発生しやすいようになっています。
ですので、この性質をうまく生かすことで2種類の相場を見抜くことができます。
インジケーター「BreakOut EAGLE ut2DaMax」
レンジ系インジケーターを活用する上での注意点
レンジ系のインジケーターはトレンド系インジケーターと違いレンジ相場専用と言えるようなものは少ないです。
レンジ相場は元々、投資において不要とされることが多く、トレンドにフォーカスを置いたインジケーターの方が利益が出る上に、多くの方がトレンドを狙ってエントリーを行うがためにトレンド系のインジケーターの方が多くなっています。
なので、レンジ相場を見抜くためには、いろいろなインジケーターの特徴を生かして見抜いていく必要があります。
ですが、この方法でレンジ相場を見抜こうとすると元々レンジ相場専用に作られていたわけではないので、微妙な誤差が出てしまったり、時代とともに通用しなくなってしまうこともあります。
ですので、レンジ系のインジケーターを活用する際は、インジケーターだけに分析を任せるのではなくある程度の知識も身につけておくこともオススメします。
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